観光・宿泊

若冲ゆかりの相国寺・承天閣美術館で浮世絵と若冲の重文鑑賞

当ブログは広告収益で運営しているため、記事内に商品PRを含む場合があります

こんにちわ、まいこです。

京都は季節ごとの自然の景色が楽しめて、外歩きが楽しい街ですが、夏はというとやはり盆地という土地柄とてつもなく暑いです。

普段あまり汗をかかない私でさえも顔が真っ赤になって汗びしょに。体感的には沖縄の方が快適ですね。ジメジメって感じでもないんですが、もうとにかく建物も低いせいか、日差しと温度のダブルパンチです。

f:id:maikoto:20180812182011j:plain

ですので、夏の時期に何箇所も外を観光するのは得策とはいえません。

数日滞在するなら、屋内施設を予定に組み込むのがオススメ。滞在中に鑑賞した展覧会がよかったので、今回はそちらをご紹介します。

 承天閣美術館で開催の浮世絵最強列伝

展覧会は、承天閣美術館で開催中の「サンタフェ リー・ダークスコレクション 浮世絵最強列伝~江戸の名品勢ぞろい~」展です。〜8月5日、8月8日〜9月30日の前・後期開催で、全展示替え。ちなみに、全国を周回中で、京都の後は、横浜、日本橋、大阪の高島屋で開催予定です。

f:id:maikoto:20180812182022j:plain

会場の相国寺と承天閣美術館

相国寺

御所近くにある相国寺(しょうこくじ)は、京都五山第二位の名刹。開山は、世界遺産の苔寺や天龍寺などの作庭をしたことでも有名な夢窓疎石(むそうそせき)です。

鹿苑寺(金閣寺)や銀閣寺は実は、相国寺の塔頭寺院なんだとか。塔頭寺院っていうのは名刹の近くにあるものだと思ってたんですが、そうとも限らないんですね。さすがに金閣寺・銀閣寺は、敷地外のようですが、創建当時はかなりの広さだったそうです。

また、2017年に生誕300年を迎えた伊藤若冲は、この寺の住持大典と親交があり、有名な動植綵絵などを寄進しています。

f:id:maikoto:20180812182044j:plain

承天閣美術館

相国寺の長い歴史の中で受け継がれた文化財などを収蔵する美術館で、常設とし鹿苑寺にあった「夕佳亭(せっかてい)」を復元したものや伊藤若冲作の重要文化財「鹿苑寺大書院障壁画」の一部を移設展示しています。特に「鹿苑寺大書院障壁画」は本当にすばらしいです。2017年の若冲展でも観ましたが、特に葡萄小禽図 (ぶどう しょうきんず)と月夜芭蕉図(つきよ ばしょうず)は圧巻です。

オフィシャルサイトでも観ることができますが、実物は100倍すばらしいです。

臨済宗相国寺派

 とにかく相国寺は広い

今回は地下鉄今出川駅を出て烏丸上立売通から入るルートで。この上立売通に曲がる角にフルーツサンドで有名なフルーツパーラー・ヤオイソがあります。

f:id:maikoto:20180812182510j:plain

誘惑に打ち勝って、進むと相国寺の門が。

f:id:maikoto:20180812182059j:plain

浮世絵ってJapanese Printって言うんですね。知りませんでした。

f:id:maikoto:20180812182112j:plain

門をくぐってひたすらまっすぐ

f:id:maikoto:20180812182141j:plain

ちなみに今出川通の方にも抜けられます。

f:id:maikoto:20180812182153j:plain

これは鐘楼。仕事人シリーズなどの時代劇のロケにも使われている有名なものだそうです。あまりに立派なので、鐘楼だとは気づきませんでした。この角度からでは鐘が見えませんよね!!

f:id:maikoto:20180812182209j:plain f:id:maikoto:20180812182220j:plain

そうこうしているうちに、承天閣美術館の敷地に。

f:id:maikoto:20180812182241j:plain

靴を脱いで鑑賞するスタイル

こちらの美術館は、靴を脱いであがります。無料の鍵付きの靴箱があるのでご安心を。館内はカーペット敷きで、スリッパはありませんので、靴下やストッキングを履いていくといいと思います。たっぷり荷物を入れられるロッカーもあるので、貴重品以外はここで荷物を預けましょう。100円ですが、後で戻ってきます。

受付で、チケットを購入して、そのまま第一展示室へ。観終わると、中庭に面する廊下を通り第二展示室へ向かいます。

第一展示室には「夕佳亭」、第二展示室には「鹿苑寺大書院障壁画」と入り口に金閣寺の模型が展示されています。

廊下と展示室にはいくつか椅子が置かれていますが、喫茶室などの施設はありません。

気になる展示内容は?

アメリカのリー・ダークス氏が収集した、菱川師宣、喜多川歌麿東洲斎写楽、葛飾北斎・歌川広重などの作品を展示しています。

ダークスコレクションの特徴でもありますが、100年以上も前の、しかも庶民のものであった浮世絵があんなにも状態がよく、今でもきれいな色彩で残っていることや、版画なのにすごく細かい文字も刷られていて彫り師の技術にびっくりしました。

特に葛飾北斎の有名な「冨嶽三十六景」が観れたのは感動でした。他ので、確かそれも北斎の作品だったと思いますが、藍色がすばらしくて、本当にきれいでした。ぜひ観て欲しいです。

浮世絵の制作工程を紹介したコーナーもあって、浮世絵の凄さを実感することができ、大満足の展覧会でした。始まったばっかりということもあるかもしれませんが、ゆったり観ることができました。去年の若冲展の時もゆったり観れたので穴場かもしれません。

グッズもあります

今回の展覧会のグッズの販売コーナーもあります。定番のポストカードやクリアファイル。新定番のマスキングテープなどなど。私は一筆箋がかわいいなって思いました。常設のミュージアムショップには若冲ゆかりのグッズが売られています。

帰りはヤオイソで休憩しませんか

美術館には喫茶室がないので、帰りはヤオイソに戻って甘いもので休憩はいかがですか? 季節限定ののデザートやかき氷も楽しめますよ。

ヤオイソのかき氷は追いソースで最後のひと口まで濃厚!!こちらの記事がはてなブログとぐるなび「メシコレ」の共同企画コンテストで賞をいただきましたー!!ありがとうございます😊&#...

ヤオイソの手前には、ニューヨークスタイルのチーズケーキで人気のパパジョンズもありますよ。

いかがでしたか?

暑い日は無理せず、京都旅行を楽しんでくださいね。

では〜🍀

 相国寺承天閣美術館のスポット情報

臨済宗相国寺派

開館時間

10:00~17:00(入館は16:30まで)

ブログ村のランキングに参加しています。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へ
にほんブログ村